プロローグ:『全てはここから。』
「ワクワク牧場プラン?」
目に入った看板がそれだった。
これまで牧場とは無関係の生活をしていた私は、まず興味も湧かなかった。
ところが家に帰って両親に変な看板があった、と面白半分に聞かせて話すと、
「・・・・・いい機会だ。」
「そうね、あなた」
・・・はい?
・・そう、こんな感じでトントン拍子に事が進んでしまったのだ。
何事にも無関心で自分から行動を起こさないこの私を、
その牧場プランとやらで鍛え直す・・・・・らしい。
ああ、何であのとき、私は看板のことを話してしまったんだろう。
激しく後悔に駆られた。
後悔してもしょうがない、決まったからにはやるっきゃないだろう。
っつーか、すでに目の前には嬉しそうな顔をしたテオドール村長がいるのだから。
今更「帰りたい」なーんて言ったら・・・
まぁ、ぼちぼちやっていこう。
一応、その環境にすぐ慣れるという私の長所はここでも生かされるみたいだから。
とりあえずは自分の土地を川の近くにして、私の牧場生活が始まった。
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